考えて生きるということ

20代のサラリーマンが人生に悩んでいます

今中古でポルシェとロレックスを買ってはいけない理由

世界中で現物投資の規模が拡大しようとしている

今回は現物投資のこの先は「何が来るのか」という事を予想する話。

 

2014年のCNNのニュースですが、今、クラシックカーの値段が高騰しています。

2017年現在でも、クラシックカーオークションでは毎年のように最高落札価格が更新されています。

COURRiER Japonという雑誌に掲載されていた情報では、過去20年を振り返り、最も投資効率が良かったものが自動車だったようです。

www.cnn.co.jp

 

2009年のリーマンショック以後、世界中の貨幣の信用度が大きく落ち、その流動性すら金融派生商品(CDSなど)で更に投機的に運用されるようになってしまいました。

つまり、お金は世界中でどんどんと増え続けているけれど、生まれている価値はそこまでどんどんと増え続けてはいないから、今価値のあるものの価格はどんどんと値上がりしています。

「現物に投資したほうが確実である。だってモノは壊れなければ、価値が保証されるから。」

という考えが世界中に浸透しているからです。

 

2014年には他にもクラシックカー以外にも、ワインなどが投資の対象となりました。

forbesjapan.com

しかし、今現在では、これらのワインファンドは多くの負債を抱え、崩壊しつつあるようです。

hbol.jp

 

一方で、クラシックカーは未だにオークションで高値をつけ続けています。

そして、クラシックカー以外にも、現在はROLEXなどを中心とした、高級腕時計においても価格の上昇が起こっているようです。

hbol.jp

例えば、ROLEXの「サブマリーナ」という時計は、ここ数年で中古の価格帯が倍程度になっているようです。(2017年刊行雑誌により)

 投資が崩壊するワイン市場とは異なり、クラシックカーや高級時計などは何が違うのでしょうか。

 

現物投資の背景にある価値とは「ステータス」である

クラシックカーも高級腕時計も、ワインも、全て富裕層が好みそうなジャンルのものですが、何が違ったのでしょうか。

それは、クラシックカーや高級腕時計は機械であり、適切に保管しておけばいつまでも楽しめる継続的な価値をもったものである、という点です。

一方で、ワインは一度栓を開けてしまえばその価値は大きく下がり、開封日から恐ろしいほどの速さでほぼゼロになってしまいます。

Wine

投資の対象が値上がりする背景には需要と供給のアンバランスにあります。

欲しいと思っている人は沢山いるのに、市場に出回っている数が少ないものの価値は上がります。

一方で、永続的に生産され続ける物の価値は、その生産数と共に需要を満たしていくため、価格は適切なところにまで下がっていきます。

 

ワインは、豊作だった当たり年のブドウを樽に入れて、良い状態で寝かせることによって味が変化し、それが価値につながっています。

一方で、生産者は毎年良いものを沢山作ろうと努力をするため、1年目よりも2年目の方が高品質で、なおかつ大量に生産できるようになります。

つまり、年々”当たり年”は増え続ける傾向にあり、生産者の努力によって更に良いものが大量に作られるようになると、価値の基準は「何年寝かせたか」という時間にしかなくなります。

そして、この時間による価値付けは、時間が経つにつれて後発で生産された高品質大量生産品でも同様の味を表現できるようになってしまうため、高年式のワインでも価格の下落が起こるのです。

 

Car

一方で、車や時計などの機械製品はこれらとは異なります。

まず、「何を持っているのか」という点において、この2点は(少なくとも男性においては)大きなステータスとなります。

そして、ワインのように栓を開けたから価値が劣化するということは、基本的にはありません。

メンテナンスをすれば、価値の復元ができるという事が大きなアドバンテージになります。

 

また、自動車などにおいては、各国の道路交通法や衝突安全基準、環境保護規制の観点から、昔のような芸術的な車は二度と作ることができません。

作りたいと思っていても、法規上それが許されていないのです。

つまり、後発の製品(現行品)にも引けを取らない魅力を持っているレトロカーの価値継続につながっています。

今あるクラシックカーは、現行作られている自動車とは求められている性質が違うから、購入時にライバルになりえません。

つまり、今後いくら優秀な自動車が生産されようと、あのときのデザインと、魅力的なエンジンが失われていなければ、ブランド力も価値も失われないのが魅力なのです。

 

Rolex GMT-Master II 116710

しかし、自動車と同じ機械製品でも、時計は異なります。

時計は毎年、定番モデルは作られ続けていますし、そのデザインにおいて大きな変化はありません。

どれだけクラシックモデルが値上がりをしても、「ロレックスが欲しい」と思っている需要層には「そんなに高いのならば似ている新品の同じ品で良い」となってしまうのです。

つまり、投資対象となった中古品の価格上昇幅は、現在生産されている新品の価格より、何十倍も乖離した値で推移し続けることは考えにくいのです。

その点から、現在のロレックス市場の価格高騰は、10年ほど前の比較的新しい中古品ですら新品より高い価格が着いていることもあり、いきすぎた節があると考えています。

Rolex Submariner 5512

 

今後の投資対象を考える

今後の現物投資を考えてみましょう。

これまで述べた現物投資の価値安定の条件を幾つか列挙します。

 

①所有 or 使用がステータスになる。

②生産物(供給)が需要に対して少ない。

③定期的なメンテナンス等により、価値が保存される。

④現行の生産品では代替が効かない。

 

【自然物】

・金

・ダイヤモンド

これらの人工物は「美しさ」を価値として、これまで何千年にも渡って、価値が認められてきました。

地球上に存在する金やダイヤモンドには限界が存在するため、ガラス玉まどのまがい物では代替が効かず、価値が保存され続けています。

 

【人工物】

・楽器

ストラディバリウスなどの楽器は優秀な生産者が亡くなってしまうと、後に生産される大量生産品ではその質を満たすものが作れなくなってしまいます。

また、当時は使えたような優良な木材が法規制や、原材料の枯渇などにより使用できなくなるため、古い製品の方が価値があがる傾向にあります。

Violin -- closeup

 

・美術品全般

絵画などを中心とした美術品も、生産者が亡くなると、その後生産されるものでは需要を満たせないという問題が生じるため、現状存在している物の価値があがります。

Art supplies

 

・カメラ(フィルムカメラ

現在では生産されなくなったフィルムカメラも価値があがるでしょう。

現在大量生産されているデジタルカメラでは、フィルムカメラのような味を表現することはできないため、現行品では代替がききません。

また、定期的なメンテナンスで価値が保存されることからも、条件を満たすでしょう。

ROLLEIFLEX

 

値上がりした理由をよく考えてから購入すること

話をタイトルに戻します。

現在、クラシックカーでなくても、ポルシェなどの高級スポーツカーの価格は5年前と比較して、急激に上昇しています。

また、ロレックスの中古も同じです。

しかし、よく価格上昇の原理を考えると、「これって崩壊するんじゃない?」というものが沢山あるのです。

 

ポルシェなどは、1996年までは少量生産でしたが、1996年からは大量生産方式に切り替わっており、十分に生産数が増えました。(996型以降)

しかし、生産数が増えた以後のモデルでも、現在は値上がりしているのです。

車に詳しい人からすると、現在のポルシェの価格上昇は、少々いきすぎたところがあると考えています。

 

ポルシェの価格上昇は、「これまでのクラシックポルシェの価格上昇と同じ効果が、今後のポルシェでも起きるだろうから今のうちに買っておこう」というものですが、おそらくその通りにはならないでしょう。

 

なぜなら、大量生産方式に切り替わった以後のモデルは、最新のポルシェに負けてしまうからです。

本当にこの世で価値があるものとは、少ない生産数でも後発の生産品に負けないような「志があって、味のある製品」だからです。

投資とはそのような製品を見つけて、価値を掘り起こすこと。

改めてそようなものを探すと、「あまりないなぁ」ということに気付かされました。

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「もらとりあむタマ子」に見る日本の様式美

映画「もらとりあむタマ子」を不本意ながら見た

本日、ひょんなことから「もらとりあむタマ子」という作品を見た。

制作年:2013

監督:山下敦弘 主演:前田敦子

 

いや、正確にはAmazon Prime Videoをザッピングしていたら、面白そうで、それっぽい作品が「もらとりあむタマ子」だっただけだった。

www.bitters.co.jp

トーリーは恐ろしく内容が薄い。

タマ子という大卒23歳女子が、東京から逃げて、地元の山梨件甲府市に戻ってきて、実家の父親と2人暮らしを始める。

タマ子は父親のもとで、帰省寄生しながらニートを満喫しつつも、離婚した父に再婚の迫ったりする中で、小さな一歩を踏み出すという話だった。

 

物語はタマ子の住む町内から出ることはない。

まして、シーンの半分近くは自宅でのタマ子の様子である。

出て来るキャストは、多く見積もっても15人。

本当にタマ子という一個人が、周りから見れば気にもとめられないほど小さな一歩を踏み出すというだけだった。

 

人間の成長や小さな一歩という事が物語の主軸な上で、ヨーロッパやアメリカが映画を作ったらどうなるだろうか。

ヨーロッパ映画だと、主人公はバイク1台で旅に出て、沢山の人に会うだろうし、ハリウッド映画なら怪獣が出現して、あわよくば米軍が秘密裏に開発した新型決戦兵器なんかに乗っちゃうわけだ。

狭い!実に日本の映画のスケール感は狭い!

布団

もらとりあむタマ子」だけじゃない、邦画の四畳半世界

日本の世界的に評価されている映画は、特に世界観が狭い。

人間の悩みにフォーカスをするあまり、その世界観が恐ろしい程に狭くなって、「街を飛び出すことによる新しい刺激」などを求める余地はなくなる。

観客はその小さな世界で大きな変化やストーリー性を求める。

小さな世界で大きな変化が起きるためには、それ相応に「居るだけでヤバイ人」が必要になるため、日本の映画の主人公の周りには本当にヤバい人ばかりが多いのではないか。

 

余談だが、ヤバイ人を想像する能力は世界一である。

なぜなら、日本の変態さは世界で一番であり、"HENTAI"という言葉は国際的用語になっているからだ。

変態は今や”HENTAI”と称されているし、異常な性癖性や、異常な精神性における先進性は、”TSUNAMI(津波)”と称される大震災のソレと同じ程度に世界中に知れ渡っている。

 

例えば岩井俊二監督作品であっても。

花とアリス

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 庵野秀明監督の実写作品であっても。

ラブ&ポップ SR版 [DVD]

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 日本人の世界は、いつまでも半径3mの中に収まる。

だから、その3mの中で恐ろしいほどの変化や、刺激を産み出すためには、それはもう理論的ではない、ぶっ飛んだ存在や発想が必要なわけで、それが世界中のコアなファンに受けている。

 

個人的には、ヤバい人が出るNo.1映画としては、「黒い家」をオススメする。

(ちなみに、黒い家も物語の範囲は狭く、四畳半系映画と言える) 

黒い家 [DVD]

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邦画が閉じこもるわけを考える

邦画がここまでことごとく町内から飛び出さず、閉じこもる訳を考えた。

主人公はたびには出ないし、辛いと思った時、逃げ出そうとはせずに引きこもる。

もはやこの行動の特異性は文化に寄るものとしか言い難い。

 

ヨーロッパにおいても同様の傾向があるが、アメリカ映画に関しては日本と真逆だ。

例えば、日本が恋愛映画を作るとこうなる。

「ウジウジした男の子が女の子に告白するけれど、イマイチ上手くいかないが、何だかんだ不器用ながら頑張るが、最後にはフラれる。ただ、最後のシーンで主人公は”これで良いのだ”的に笑う。」 みたいな。

 

一方で、アメリカなんかが恋愛映画を作るとこうなる。

ウジウジした男の子が女の子に告白しようとするが告白すらできず、ライバルのイケメン男子に負けないぐらい仕事を頑張ったり、何かに熱を入れて彼女を振り向かせてハッピーエンドになる。」 みたいな。

 

落とし所が、日本の場合は「主人公本人が良しとしているか」どうかであって、ハリウッド系映画の場合は「どれだけ主人公が当初の夢を叶えたか」ということがオチにつながる。

日本の社会の中では、「他人が自分をどう思っているのか」ということにフォーカスしすぎるあまり、映画の中での落とし所が「自分がそれまでの出来事に納得するまでのプロセス」として作品が描かれる。

そりゃ、日本映画の世界・・・特に人情系やドラマ作品は村社会的な部分を描くわな。

という話でした。

Movie theater

 

ちなみに、「もらとりあむタマ子」は本当に何も起こらない作品なので、万人にはオススメしません。

個人的には2点/100点ぐらいですが、嫌いではないです。

一貫性と断片と

一貫性を求められる社会と、断片を求める自分

 今更ながら、ノルウェイの森という映画を見ました。

ご存知、村上春樹氏の大ベストセラーで、世界中で1000万部も売れたそうです。

大学生がまぁ、自他楽な恋に落ちるというストーリーであるのですが、今の僕にはとにかく美しく写りました。

ノルウェイの森

ノルウェイの森

 

映画や小説の世界というのは、すべからくどこか叙情的で、例え落ちている木々にさえ意味を見出してしまうような情景描写が魅力的で、現実の世界とは違います。

ノルウェイの森でも、主人公が発する一言一言や、重ねる指先一つに意味があるように映っていますし、実際に意味があると思います。

ノルウェイの森は小説が優秀だったために、映画版のインターネット等での評価はあまり良くなかったようですが、私は村上春樹氏の世界観を一瞬切り取るという目的であれば、十分にその映像化に意味はあったように思います。

ハルキストではありませんが、村上春樹氏の作品は大好きで高校生や大学生の時に沢山読みましたので、「これはこれでアリ」と思っています。

Air Chrysalis

 

一方で、現実の世界はどうでしょうか。 

社会人になって、求められる言葉はいつも「一貫性」や、「合理性」になった気がしています。

たった一瞬を切り取って誰かを評価するようなことはありませんし、たった一瞬、誰よりも輝くような生き方を肯定する人もいません。

「それをやった理由はなぜ?」

「それはどうして選択すべきことだったの?」 と、ひたすら問われ続けるのです。

 

人間、そんなに多くの事が合理的で「やるべき理由」があってはじめてやることばかりなのでしょうか。

例えばいい天気だったから恋人にケーキを買っていくとか、なんとなく学校を休むとか、意味もなく誰かに会ってみるとか。

そういう事が人生の楽しみであったり、新しい「気付き」を与えてくれるような気がしています。

本当に意味のあることというのは、ある日突然、「今までの自分を捨てよう」と思えるような、そんな瞬間にあるのではないかと本気で思っているのです。

 

社会はすべからく真っ当であり、暴力的である

そういった点で、社会というのは「合理性」や「妥当性」を求めるあまり、一貫性がない人を排除するように感じています。

一方で、自分においては、「後先考えずに、今この一瞬を切り取った時にいかに美しく、文学的にあるか」という事を求めているように感じました。

だからこそ、「昨日までの自分がある日突然かわってしまうこと」を、僕自信は良しとしていますが、社会的に生きていくためには「良しとしない生き方」が美徳とされるのでしょう。

道はいつまでも真っ直ぐではないのに。

Road

 

今の社会は、一瞬でも道を外れてしまった人は、戻るのが難しいと思っています。

また、一瞬でも道を外れてしまった人のことを、周りの人は「哀れな人」だとか「かわいそうな人」だとか思っています。

 

でも、本当に価値があることというのは、道を踏み外さない事を良しとしている社会だからこそ、道を踏み外したその一瞬にあるはずです。

踏み外した世界というのは、合理性を求めて、一貫性のある人生を送ってきた人が、手に入れたくても手に入らない世界です。

でも、そういう人は、羨ましいと思っていても、「羨ましい」とは言葉に出さないでしょう。

だって、真っ直ぐに、何の落ち度も無く生きてきた自分を、どこかで否定することになるから。

自由な生き方というのは、認めるまでに大変な労力や苦労がいるわけです。

 

話を戻します。

ノルウェイの森」の主人公も含め、小説の主人公というのは、どの主人公も得てして一貫性無く生きています。

いつだって主人公は「楽しいと思っていることに愚直な人であり、結果として魅力的である」ためです。

辛いことにただ耐え忍んで我慢する人は、物語の主人公にはなりません。

ほんの些細な抵抗でもみせるから、それが画になるのです。

Walk

 

 

僕はただ断片だけを切り取って、素敵だと言われるような大人になりたいのです。

例えば無職であっても、タバコを吸っている横顔や、お酒を飲んでいるその瞬間に人生の全てが詰まっているような、そういう大人になりたいのです。

いつだって人生の主人公は、自分でいたいのです。

 

社会に出ると、一貫性を求めるあまり、仕事の目的や、「誰のため」という事をひたすら問われます。

そして、誰のためと聞かれた時に「自分のため」と答えるような人は求めていないのです。

「お客様のため」と答える人が正解なのでしょう。

でも、自分の行いや、自分の向き合っているものが、心の底から他人のためならば、それは他人の人生なのではないでしょうか。

自分の追い求めているものを実現する事が自分のためなのではないでしょうか・

 

物語の主人公は、自分のために世界を変えます。

今誰かが思い描いている世界より、自分の心の中にある世界を実現したほうが良いと信じているからです。

社会の求めるもののために、自分を変えるような生き方ではなく、主人公はいつだって自分のために、社会を変えるような生き方をしてほしいと思っています。

 

これを読んでくださった方が、すべからく主人公でありますように。

選挙は「年齢層」で重み付けをするべきだという話

 若者は世代間格差をもっと考えないといけない

今回は選挙システムについて書きたいと思います。

まずは下の記事と、グラフをご覧ください。

・・・と言っても読むのは大変だと思いますので、簡単に要約すると、日本の資産(金融資産のみならず現物資産においても)、10代〜20代の保有率は1%にも満たず、50歳以上が約80%も持っているという現状が書いてあります。

blogs.yahoo.co.jp

つまりね、「お金持ちになりたいなー」って思っていて、10代〜20代にハマるようなビジネスを考えても、ほとんど取れる部分がないということ。

そして、20代の同級生でお金持っているな―という人を見ても、僕らよりはるかに50代以上はお金を持っているということです。

実は自分たちの親世代って、持ってるんですよ。

 

この国のお金を循環させたいとか、「持っているところから取ろうよ」というごく当然の考え方をした場合、やっぱり50代以上に対する課税金額を考えたりしないといけないわけです。

「全員から取れる間接税(消費税など)から税金取ろうとしてるんじゃないよっ!」ってことです。

 

というより、世界全体の課題として富の再配分が必要だと言われているのに「上位1%がどうの〜」って言いますけれど、その前に世代間格差をどうにかしないといけないという典型例ですよね。

I Voted


日本の投票率と、若者に向けた候補者が現れない理由

日本の制度を決めているのは国会で、その国会で法案を可決・否決しているのは政治家です。

政治家は政治家になるために、地元の企業などからバックアップを受けて「政治献金」などにより政治的活動をしています。

政治家というのは慈善事業家ではないので、基本的に個人規模で見れば営利目的に活動しているわけです。

少なくとも、自分(政治家)が飢えないレベルにはね。

 

で、その政治的献金をするぐらい余裕があるのは企業と、お金を持っている地元のお偉いさんとか、地主なわけです。

つまり、政治家というのは「お金を持っている人」に対しては、実は逆らえない立場にいるんです。

だって、自分を後押ししてくれるサポーターに対して不利益な行動はできませんから、「お金持っているところからお金取らないようにしますね」という契約で活動をしたりするわけです。

 

そして、今の選挙システムでは、誰が投票力を持っているのかというと、まさに高齢者になるわけです。

今の日本の平均投票率は52%前後ですが、世代別に見るとびっくりするほど投票率に差があります。

下の表をご覧いただきたいのですが、20代から70代にかけて、投票率は上昇しています。(公益財団法人 明るい選挙推進委員会HPより抜粋)

60代以上はほぼ7割以上が投票していますが、20代に至っては4割を割り込んでいます。

 

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以上の理由から、基本的には立候補者は投票率が高くて政治的献金も多い富裕者に対して有利なマニフェストを述べて、当選を目指すわけです。

だって、今の状態では若者(労働者)に有利になるような法案を述べても、結局投票してくれずに、議員になれないんじゃ意味ないですからね。

 

投票をネットでできるようにすれば若者の投票率は上がるでしょうが、政府は未だにそれを行っていません。

納税の処理ですら、ネットでできるのに(E-TAX)、どうして投票はマイナンバーなどで本人確認をした上で、自宅でネットで投票できないのでしょうね。

どう考えても、「ネットで投票されると困る層がいるから」としか思えません。

そのネットで投票されると困る層というのが「高齢者で、資産を持っている富裕層」でしょう。

 

若者の投票率が上がるようになると、「世代間格差をなくせ!」とマニフェストを述べる候補者が現れます。

その候補者が現れるとお金持ちは今より沢山納税しないといけなくなりますので、困ってしまいます。

議員なんていうのはまさに「高齢者で、資産を持っている富裕層」の集まりなわけですから、ネット投票なんてものには断固反対なわけです。

Vote!

インターネット投票をしても、もう若者は優遇されないという話

インターネット投票をすれば、若者(若年層労働者)が優遇される世界はくるのでしょうか?

毎年給料が上がって、物価も上がるけれど賃金も上がって、働いている人ほど裕福な社会ができる日はくるのでしょうか?

 

これも、Noだと考えています。

今より格差が少なかった時代(1975年)の人口ピラミッドを御覧ください。

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いわゆる、段階の世代から、段階ジュニア世代が産まれるまでの流れがはっきりと見えます。

 

続いて、2015年の人口ピラミッドを御覧ください。

総務省 国勢調査及び国立社会保障・人口問題研究所 将来推計人口、総務省 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数より

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段階の世代がリタイアをし、団塊ジュニア世代が40代になっているのがわかります。

しかし、段階ジュニア世代って全然子供産んでいないんですね・・・。

本来、1995〜2005年ぐらいに段階ジュニアのベビーブームが来るはずなのですが、全くきていません。

恐らく、バブル崩壊以後の景気が悪影響を及ぼしており「2人欲しかったけどお金かかるから1人で良いよね」という思考になったのでしょう。

 

選挙に話を戻します。

仮に今の30代以下の投票率が平均以上に上回ったとしても、人口としての総数は圧倒的に40代以上がボリュームゾーンとなります。

今後、20代・30代などの若年層労働者に対して優遇するようなマニフェストを謳っても、候補者が当選する確率は低いでしょう。

だってそもそも人口の総数が違いますもん。

 

今の日本は住んでいる地域を話の地盤に据えて、1票の格差を述べていますが、それ以上に気にしなければならないのは、投票数における世代間の格差です。

今のシステムのままでは、都会に住んでいようが、田舎に住んでいようが、若年層労働者が社会的なシステムで保護されたり、優遇される世の中は生まれないでしょう。

think

 

投票システムの見直し 〜世代ごとに投票影響値に上限を儲けよう〜

今後日本の選挙投票システムの見直しが必要だと考えています。

選挙年齢を18歳に下げようが、増加する有権者数は2%にも満たないそうです。

影響力が違いすぎます。

 

私が提唱するのは、20代から80代まで、各世代ごとに約14.3%までの限界影響力を設けて、各世代に重みを付けて投票結果に反映させるというシステムです。

なお、80代以上は一括りとします。(90歳以上の人口比は約2%です)

つまり、有権者1人あたりの票の重みを均一化させる現在のシステムではなく、現在の資本比率による世代間格差を是正するために、生まれた年代による票の重みを均一化するというシステムを提唱します。

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現在はこのように40代以上が多いため、マニフェストも高齢者ばかりをターゲットとしたものになります。 

それを是正するため、今回提案するシステムでは、20代から80代の人が全て投票しても、各世代ごとに14.3%という投票限界割合を人口数で割ったものが1人あたりの影響力となります。

 

例えば、2015年の40代は1854.6万人ですが、全員投票すると、影響力は17.7%ありました。

しかし、提案システムだと1票の重みを0.8に下げ、全世代に対する寄与率を14.3%まで下げます。

一方で、20歳は寄与率12.2%だったものを、1票の重みを117.5%まで上げ、20代総数の投票寄与率として14.3%にしています。

 

現在の人口比率では、一番恩恵を受けているのは80代となってしまっていますが、これから人口が減少すればするほどに、このシステムは「世代弱者」とされる人口の低い世代に対して有効に働くようになります。

このようなシステムを検討しない限り、今後の日本は更に「親世代が培った資産を持っている世代でなければ裕福になれない。労働による収益では、一生格差が埋まらない。」となります。

 

また、もう一方では「世代別選挙区制度」というのを儲けるのも良いシステムだと思います。

居住地域による1票の格差を是正するための「比例代表区制度」の世代版です。

www.j-cast.com

有権者を世代別にグループ分けする。たとえば18歳~30代を「青年グループ」、40~50代を「中年グループ」、60代以上を「老人グループ」とする。それぞれの「グループ」の有権者数に応じて定数を比例配分する。各グループが「老人区」「中年区」「青年区」といった選挙区になり、その世代の人たちが投票して代表を決める。立候補する側は年齢に関係なく、自らが政策を訴えたいと思う「区」に立候補する。

非常に良いシステムですよね。

今後、このように世代間格差を是正するシステムが導入されなければ、根本的な「若者はお金を持てないから、余裕がなく、子供も産まないため人口は減り続ける」という負のスパイラルは続きます。

thinking

まとめ

現状の投票システムのままでは、日本の働き盛りの収入が減り、消費が減少。

消費が減るために税収は悪化し、年金システムは完全に崩壊。

課税額を増やすことで国家は対応しますが、更に国民の消費が減少するという負のスパイラルが今以上に進むでしょう。

 

これからの日本が考えるべきは、世代間格差を是正し、「本当に働いた人が裕福になる社会」を作る必要性があります。

より労働者に対する賃金報酬を上昇させるためのシステムづくりが大切ですが、そのような「最低労働賃金」の提案等にしても、国会を見方に付けなければいけません。

つまり、衆議院参議院に、もっと若者目線の議員を送り込まなければいけないのです。

それを実現するための投票システムは決して私が提唱したもので無くても良いでしょう。

 

ただ、世代間格差という部分に着目して話を進めなければ、この議論が前に進むことは無いと思います。

「30代を前にして悪びれる」という話

遅れてくるダサさ

最近、VAPEという電子タバコにハマっている。

arnold vape

タバコと違って臭い匂いじゃなくて、甘いジュースみたいな香りで、デザート感覚で吸えるのが良い。

僕は10代・20代を悪さをするでもなく大人になってしまっていた、オタク気質の学生だった。

だから、きっとVAPEを吸っている誰よりも吐き出す煙が「かっこいいだろー」と思っているに違いない。

我ながらアホだと思う。

 

イケイケの同級生が吸っていたタバコという物に憧れこそあったにせよ、まさか30代を前にして「タバコの代わり」でもないのに電子タバコに手を出すと思っていなかった。

冷静に考えると、急に悪いことを覚えだした中学生みたいでどうしてもダサく感じる。

だから決して外では吸えない。

 

1ヶ月ガンガン吸っても2000円とかそこらへんの維持費しかかからないので、下手したらジュースを飲むよりもコスパは高いのに、何故か少し後ろめたさがある。

それは適切なタイミングで、適切な物に触れたり、適切に反抗してこなかったからである。

「あの時を取り戻そうとしている」だなんて風に見える行動はすべからくダサいのだ。

***

適切な時に、適切なだけ

初めてのキスは中学生や高校生でなければいけない。

初めてのバンド演奏は高校生や大学生でなければならない。

 

すでに経験をした人は、「いつだって良いだろう」と思うかもしれない。

しかし、その経験を遅れてした当人にとっては、いつまでもコンプレックスは拭いきれるものではないのだ。

往々にして、一番最後に始めた人が、一番長く続けているというケースがあるけれど、それはコンプレックスだからこそ続けられる。

続けないと、どこか負けた気になるという話も聞く。

適切な時に、適切な事をやって、適切に挫折したり努力をする。

そういう「タイミング」みたいなものは、きっと人生で大切だ。

 

僕は10代20代の時を、あまりに悪さをせずに生きてしまった。

今僕が何か悪さをしようと思えば、確実に社会的に不都合なことになるだろう。

僕にはもう「悪さをする」という適切な時間がなくなってしまったからこそ、「悪いっぽいけど、実は悪くない何か」を今後も探し続ける気がする。

 

そして「10代・20代・30代の自分はこれでいいのか?」と悩んで考え続けることも、今のタイミングの自分にしかできないことのはず。

今が悩み時だと思って、それぞれの成長過程での思考ゲームを楽しむことにする。

 

悩むことだって、時より立ち止まることだって、人生には必要なことでしょう。Thinking

 

今の先進国の問題を考えて出た結論が「投資をする」ということになった話

資本家が肥える理由と、僕らが立ち上がらない理由

前回の記事で、現在の貧富の差は広がっているという話を書きました。

現在の社会は、労働による収益(g)より、投資による収益(r)の方がリターンが大きく、結果として資本家は資本を持っている限り、増幅し続けるというシステム上の問題を書きました。

thinkagain.hatenadiary.jp

では、どうしたら労働による収益(g)の方が上回る世界を作れるのでしょうか。

実際に価値を生み出して、収益を出しているのは労働者です。

機械やコンピュータの導入により労働者の生産性が上がっているのに、投資による収益(r)の方がリターンが大きいのは、投資家に対して返しすぎているというのが原因になります。

 

労働者は資本家から、自分が生み出している収益以上に賃金を渡されていないにも関わらず、文句を言わないのは、コンピュータや機械の発達により、労働者の補填が容易になってしまったから。

低収入の仕事は増えているのに、高収入な仕事は増えていないため「ある程度の収入でも、維持できるのならまぁこれで良いや」という人が増えている証拠です。

本来は、投資による収益(r)> 労働による収益(g)になってしまった段階で、早期に経営陣に対して労働組合を組んだり、ストライキを起こすなどして講義をするべきなのです。

 

今の日本は「仕事はある」のにも関わらず、実際は「誰でも置き換えのきく仕事が増えただけ」に過ぎません。

アルバイトや非正規労働者の募集は確実に増えているのに、正規労働者の賃金が上がらない。

正規労働者は今置かれている現状で満足しやすい環境ができあがってしまっています。

だからこそ、実は今の経営者というのは安い賃金で人を使いやすいからウハウハだったりします。

経営者と労働者の間に大きな隔たりが生じているのはこのためです。

 

今の経営者は転がりだしたビジネスを安価で運用することができるようになっています。

名目上は「自宅で仕事を」とか「誰でも簡単に」と言うフレーズとともに様々な仕事ができるようになっていますが、フリーランスの増加や契約形態の自由化(非正規雇用など)により、仕事1つあたりの単価を下げることにも繋がっているのです。

 

今回は少し長いですが、今の日本の現状を振り返った後、投資をしておいた方が良いのではないかという結論についてお話をします。

日銀のターゲットインフレ率

 

2013年の安倍政権によって、先進国としては相当遅れてインフレターゲットを設定することになりました。

2013年以降のインフレターゲットは2%です。

ちなみに、他の国ではもうすでにインフレターゲットを設定することは当たり前になっています。

アメリカのFRB米連邦準備理事会)は2012年の段階でインフレターゲットを2%に設定しています。

日本もこれに続いて2%という値を取っています。

 

結果、日本の円は持っていても、年間2%づつ目減りしていくということです。

銀行の利子が高くても0.120%程度です。

つまり、100万円預けて翌年には98万円分ぐらいの価値しかないということです。

 

インフレターゲットが設定されたため、今後日本の1円あたりの価値はどんどん下がっていくでしょう。

日銀はどんどんお金を印刷して、貨幣の流動性をあげていくことと思います。

そうなるとどうなるか。

1円あたりの価値が下がり、将来的にラーメン1杯あたり2000円ということもありえます。

生活できなくなるかと思いきや、お給料も平均金額が40万円という未来も来るでしょう。


バブルの時、というのはこのような状態が続いていたのです。

だからこそ「今の200万円という借金は、10年後には給料が上がるだろうからすぐに返せるな」となるからこそ、皆がお金を使いまくった。

そして、頭の良いお金持ちは資産として残るように、バブルの前に土地やマンションを買い漁ったわけです。

Bubbles

バブルとデフレ

そうすると何が困るか?

皆が土地やマンションを買うから価格が急騰します。

結果、バブルの最盛期では東京23区の土地代だけで、アメリカ全部の土地代を上回った頃があったぐらい急騰しました。

 

通常、そのような場合には金利を上げて「借入金より利子が高いから辞めたいね」という購買意欲の抑制をします。

しかし、当時の日本はアメリカから「プラザ合意」という会議にて、アメリカの貿易赤字を減らしてほしいと要望を出されていました。

つまり、アメリカの製品が日本でも売れるよう、円高にして欲しいということでした。

 

そこで日本を始めとした諸外国(フランス・ドイツ・イギリス・日本)は持っていた米ドルを放出して、ドル安となるよう動き始めます。

急激に円高になったため、日本では貿易収支が大幅に減少し、円高不況への強い懸念が巻き起こりました。

そこで日銀は公定歩合といって日銀が一般的な銀行にお金を貸すときの利息を2.5%まで引き下げます。

1986年では5%だったのを1987年には2.5%まで下げたので大盤振る舞いです。

 

日銀の利息が下がれば、銀行も利息を下げて企業にお金を貸すので企業などは喜んでお金を借りたんです。

そして更に地価は上昇し続け、住宅バブルになります。

 

余談ですが、基本的にはバブルというのは、住宅や土地を起爆剤に発生しますので、土地を持っている人というのはその点でも有利なんですね。

なんで、住宅バブルになるかと言うと、住宅は人が生きていく上で絶対的に必要なものであり、賃貸収益が見込めるためです。

法人化して事業化するにおいても税制上の優遇処置が見込めるため、基本的には土地の価格が貨幣の流動性を表しているとも言えます。

 

そして日銀はバブルになってしまった投機的な現状を憂いで、公定歩合を2.5%から、一気に6%に上げます。

そうして、誰もお金を借りることがなくなってしまったため、土地の価格は急激に下落。

バブルが弾けてしまったため、高値で買った人が売り抜けられずに損をしてしまったというのがバブルの全容です。

 

どうやら日銀はこの時の「バブル」によって生じてしまったインフレを恐れているようです。

バブル収束の方法が、公定歩合を一気に6%にまで引き下げず、4%だったらとか色々あるのですが、今となっては後の祭り。

 

その後、誰もが「前と同じような状態になってしまうのではないか」という恐れから投資を控えるようになり、失われた20年が始まります。

失われた20年ではデフレとなり、物価の価格が下るから収益も下がる、そして賃金も下がるから、更に物価が下がるというスパイラルに陥ります。

結果として、これまで100円だったものは50円で購入できるようになり、100万円という価値だったものはデフレによって200万円分の価値を産み出すものになりました。

 

デフレの時というのは、お金を流動させないほうが得なのです。

 

日銀の目的は物価の安定であるとされています。

だからこそ、「日銀の当たり前の仕事」が出来なかったこれらのバブルの状況を課題に感じているのだと思われます。

Money

マイナス金利にしても流動しなくなるお金

失われた20年を経て、人々はお金を流動させる事を恐れるようになりました。

経済はどんどんと回らなくなり、人は減少し、税収は減っていきます。

これが今の日本の現状です。

 

金利を引き下げても誰も借りてくれない。

そして、ついに2016年からは「マイナス金利」となりました。

マイナス金利とは何か?

「マイナス金利」は日本銀行と各金融機関における金利の話ですが、日銀にお金をあずけている分の利子を、日本銀行に払わなければならなくなってしまいました。

つまり、銀行は「お金をどこかに貸さないと損をしてしまう」という変な状況ができてしまったのです。

通常はお金を預けている程に利子はついたはずなのに。

 

そこで、現在の住宅ローンを始めとして、金利は下がり続けています。

理論上「マイナス金利はない」とされてきたことが、今起こっているのです。

 

世界で初めて「マイナス金利」を導入したのは2012年のスウェーデンですが、その後、2017年現在ではインフレ率2%の目標を達成しようとしています。

スウェーデンクローナ(通貨)は、対米ドルで2012年以降、クローナ安が続いています。

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日本も今後この流れを追従していくことになるでしょう。

今の日本は円安が進む方向で今日本は動きたがっています。

日本で円安が進むと輸出企業が潤い、経済が上向きます。

株価が上昇し、その結果としてインフレ率が高まります。

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これはドル円日経平均のグラフです。

驚くほど連動しているのがわかると思います。

 

つまり、今後の日本はインフレ2%をターゲットに、公定歩合(マイナス金利)を引き下げて貨幣の流動性を上げます。

同時に、今後は量的緩和をすることで、日本の市場の円の総量を増やすことで円安とインフレ率引き上げを行ってくるでしょう。

インフレの先にある投資の意味

インフレをすると、今投資をしておけば株価も不動産物件も値上がりしますから、今が買いとなります。

また、日本は年金対策としてもインフレを推進させたいという思いもあるでしょう。

2012年より年金の受給金額をマクロ経済スライドという方式で求めるようになったため、1年あたりの物価上昇値を0.9%にしています。

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これまで、年金とは物価スライド方式といって、物価の上昇に伴って受給金額も増えていました。

しかし、物価上昇が失われた20年の間に大きく変動が見込めなかったため、マクロ経済スライドという方式を採用されて現在は上昇率を低く見積もるようになりました。

しかも、2025年まではこの方式にのっとったままで、据え置きです。

 

つまり、日本国においても年金システムが崩壊しそうな中で、貨幣の流動性が上がって物価の上昇と税収の増加が見込めるのと同時に、配給予定の年金の金額は上げなくても良いというシステムが2012年から2013年までの間にできていたのです。

 

以上のような日本では、今後投資をしないほうが損となります。

これから先、もらえる年金金額は確実に下がっていくでしょう。

名義上の金額が以前と変動していなくても、物価上昇値が年金の受給金額増加量を下回っていれば、実質的に減額となります。

 

投資は、売る人がいて、買う人がいるわけです。

今「景気が良くないな」と思っている人がいる一方では、「景気が良くなってウハウハ」と思っている人がいるのです。

何も行動をしていない人は「物価の上昇」と「増税」という2つのパンチで、実はダメージを食らっているのです。

 

一番最初に話に戻します。

今の日本の労働者に対する平均賃金の上昇率はインフレターゲットのそれよりもはるかに下回っています。

その一方で、確実に経済は上向きになりつつある。

遅れて賃金の上昇がやってきた頃には、もうみんなが資産を欲しがっているから、値上がりしているという状態になってしまうのです。

 

労働者階級の賃金が上る前に、富裕層はすでに投資を終えている。

それらの売る相手がいなかったと時に、安く買った資産を誰に売るのか?

それは賃金を以前より多く払うようになった労働者階級に高く売ることで儲けを得ているのです。

Investment Key

 

選択するという快楽

SMAPが5人な理由

SMAP!

SMAPって、なんで5人だったんでしょうか。

それは簡単!「この5人の中で、誰が一番かっこいいか選ばせること」ができるからです。

今ジャニーズを支える嵐も5人ですし、TOKIOも5人です。

5人という数字は「センター」がちゃんといて、そこから左右に2人ずつ美しく伸びています。

Arashi

5人の次にセンターがいて同じような構図を取れるのは7人ですが、7だと1人1人の顔の判別が難しくなります。

判別性が高い中で、一番選択の余地があるのが5という数字です。

 

SMAPAKB48は違う

AKB48

では、AKB48はなぜあんなに人気だったのでしょうか?

どちらかと言うと、AKB48の楽しみ方はウォーリーを探せに近いんです。

TVに映った際も1人あたりの時間は減りますし、場合によっては映らない人もいます。

でも、その中からお気に入りの子を探すのが楽しいという楽しみです。

そして「48人の中で、○○ちゃんが一番可愛いって、僕だけが思っているんだ」と思えるからこそ、応援したくなりCDを沢山購入して、握手会に通うようになってしまうんです。

 

また、AKB48秋元康氏も言っているようにとてもかわいい子を選んでいるわけではないところが特徴です。

親近感のある可愛い子を沢山寄せ集めると、更に可愛いように感じてしまうのが人間の心理。

5人や7人ぐらいだと「誰が可愛いかな?」と選んでしまいます。

そして、あまりにも可愛さを売りにしてしまうと、5人や7人だとすぐにそれぞれを比較できてしまうため、見るときの心構えがいつの間にかアラ捜しとなってしまうんです。

 

モデルが5人並んでても、最初は「綺麗だな」と思っても、その後「この子はちょっとなぁ・・・」なんて思ってしまうわけです。

SMAPもびっくりするほどかっこいいわけじゃないし、そこを本人たちも売り出しているわけじゃないから5人並んでもアラ捜しにならないんですね。

 

選択するという重みづけ

人は「自分が選んだものには、そのものの本当の価値以上に価値を感じる」という習性があります。

SMAPの○○くんがかっこいいなと思うのは、その人の本当のかっこよさ以上に、自分が選んだからという理由で良く感じているんです。

AKB48も同じ理由です。

AKB48の場合は、ランキング制度があって、自分の力で誰かを押し上げる事が可能といったボラティリティがあるのも楽しみの一つですが、それはまた次回。

 

 

心理学の実験でも、自分が選んだモノには値段以上の価値を見出すことは明らかにされていますし、何よりも選択するということは、人間にとって根本的に快楽なんです。

 

日々の生活を振り返ってみて下さい。

心が豊かな人というのは、自分に選択の権利が沢山ある人のことです。

今日は何を食べようかな?から始まり、今日は何をしようかな、今日はどこに行こうかな。

そんな沢山の権利があること、そして決定できる事が幸せです。

仕事が楽しくないなと思っている人の多くは、その決定権が自分にないからです。

3年より長く働いてから仕事は語れなんて言いますけど、あれはただ慣れてきて、自分に少しづつ決定権が出てきたから・・・だけだったりします。

 

心理学に基づいた、幸せな生き方

Maslows Hierarchy of Needs

人間には3大欲求があり、食欲・性欲・睡眠欲を満たさなければ、相当なストレスになります。

まずは幸せに健康に生きるために、美味しいものたくさん食べられる自由を手に入れて、いっぱい可愛い人やかっこいい人とセックスできる自由を手に入れて、ゆっくり眠れる自由を確保して下さい。

 

この3つが手に入れば、まず最低限幸せです。

 

そして次はマズローの5段階欲求を満たしましょう。

  • 自己実現欲求 (Self-actualization)
  • ④承認(尊重)の欲求 (Esteem)
  • ③社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
  • ②安全の欲求 (Safety needs)
  • ①生理的欲求 (Physiological needs)

 

①から順番に見ていきましょう。 

①生理的が先程の3大欲求です。

②安全の欲求は、安全に暮らせる家とある程度の資金があったら満たされます。

③社会的欲求とは、自分が社会の一員として活躍すること、認められることを指します。

学校や会社に所属して、なんとかこなしていくと③までは満たされる事がほとんどです。

しかし、④と⑤を満たそうと思うと、今の日本では思った以上に難しい。

 

④承認の欲求は、他人からあなたは素晴らしいと認められることです。

自己実現欲求は自分の立てた目標をクリアし、自覚的に成長していくことです。

 

何かに所属する事(会社など)は、自由であることや、選択できることを犠牲にすることが多いからです。

FacebookInstagramを見て「嫌だな」と思うのは、④や⑤が満たされていない人です。

自由で楽しそうな誰かを見ているのが悔しいと思った経験、誰にでもありますよね。

 

多くの人が④と⑤が手に入らないまま「幸せなんだろうけれど、幸せじゃない」と思ってしまうのは、⑤を手に入れたいと思った時にする行動が、①から⑤までを積み上げだと思っているからです。

また、③まで満たされている人が④や⑤を満たしたいと思う時、「自分にはそれを選択できる自由がない」と思うことが多いと思いますが、これは満たすための方法論が違うからです。

本当に⑤を手に入れて幸せになりたいと思うのなら、⑤から④、③、②、①と満たしていくのです。

happy

夢があるのなら「食えなくても叶える」

誰かに認めてもらいたいのなら「眠れなくても期待に答える」

 

楽しそうに夢を叶えている人は「まず安全に暮らしていけて、社会に所属できて〜」なんて最初は考えていなかったはずです。

夢を叶えたくて満足しながら前に進んでたら、いつの間にか社会と結びついていたという結果なだけです。

もしくは、社会との繋がりが欲しくなって、自分の好きなことや得意なことと結びつけただけでしょう。

「安心」や「安全」を手に入れるために、何かに所属してしまうと、「選択すること」や「自由であること」を忘れてしまう人が沢山います。

 

選択する権利がどこまでありますか

本来は、「安心」や「安全」は目標ではなくて、当たり前にある自由のはずです。

その自由を持って、⑤から①までを逆に満たしていくのが今の社会での幸せな生き方です。

  

「明日自分が、どこで何をやっているかを選ぶ権利」これぐらいは生まれ持って、当たり前にできていた権利のはず。

自己実現や④承認欲求のために明日自分は○○に行って、☓☓をやると決めているのなら、それは幸せでしょう。

 

ただ、明日自分は③所属することのために、○○に行って、☓☓をやると決めている人は、今のままでは何も満たされずに死んでしまいます。

選択と時間はいつでも、自己実現のために使いたいですね。

Choices